こんにちは、「期間工ライフ」管理人のタカシです。
期間工=借金持ち?そんなイメージを持っていませんか?
期間工という働き方に対して「借金を抱えた人が多い」「お金に困っている人がやる仕事」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
事実として、借金を抱えた状態で期間工に応募し、借金返済を目的に働く人は少なくありません。しかし、これはネガティブな意味ではなく、期間工は借金返済に向いている仕事だという証でもあります。
本記事では、実際にいすゞ自動車 藤沢工場で1年半働いた管理人タカシの実体験をもとに、「借金と期間工のリアル」について赤裸々に紹介していきます。
期間工に借金持ちが多い理由
期間工に借金を抱えた人が多いのには、明確な理由があります。
- 高収入で短期間にまとまったお金が稼げる
- 寮費・光熱費無料など生活コストがほとんどかからない
- 未経験でも即戦力として採用されやすい
つまり、「今すぐお金が必要」「返済スピードを早めたい」という人にとって、期間工はうってつけの環境なのです。貯金は収入から支出を除いた残りの蓄えですから、収入が増えることと、生活費支出が減らせるということは同義です。家賃がかからず、食費も抑えることができる、一定期間ごとに満期慰労金が何十万単位で支給される期間工は非常に魅力的です。
実体験:Bさんという“借金を抱えた先輩期間工”との出会い
管理人タカシが藤沢工場に配属された初日、ライン作業の説明や現場の雰囲気を体感する中で、ある一人の先輩社員に出会いました。ここでは仮にその方をBさんと呼びます。

Bさんは1年ほど期間工として働いており、手慣れた様子で作業をこなす寡黙な男性でした。必要以上に会話はせず、真面目で淡々と仕事をこなす、いわゆる“職人気質”な印象の人です。
- 色白、無表情、あんまり話さない
- 眉頭のあたりを少しだけ残し、他はほとんど剃っている(約9割剃っている)
- 剃った部分は青々と残っていて目立つ
作業初日から3日目、筆者がライン作業の一部を少しずつ担当し始めた頃、Bさんの態度に変化が見えました。
「ダメ!!!」「出来てない!」「忘れてる!!」
大きな作業音が響く工場内に、Bさんの怒声が飛び交う。筆者は「厳しいけど、これも仕事のうち」と割り切っていました。
休憩時間に見えた、Bさんのもう一つの顔
ある日の休憩時間、メインラインには水分補給が出来るように期間工がそれぞれペットボトルを持ち込み、置くスペースがある。人によっては携帯電話を置くような人もいる。Bさんの保管場所の隣は管理人タカシです。Bさんは携帯を置いていた。Bさんの携帯電話は画面を上にして置いているが、何か着信している様子だ。
ふと目線を携帯電話にやると、Bさんの携帯電話が、「0120」から始まるフリーダイヤルの番号着信がずらり。
筆者は以前、金融業界で働いていたため、直感しました。この鬼電フリーダイアルはたしか…
これはアコムの番号だ。
その瞬間、Bさんが借金を抱えているという現実が見えてしまったのです。
一見すると淡々と働いているBさんも、裏では借金返済のために必死に頑張っていたのかもしれない。そう思うと、不思議とBさんに対する見方が変わりました。なんか偉そうにしているBさんが急に小さい存在に感じた。そして、Bさんも苦労してんだなーと。Bさん計画性無いんだなー、金にだらしないんだなーと、ちょっとだけ思う。
そっから、Bさんのことが1ミリだけ好きになり、ちょっとだけ仲良くなれた管理人タカシとBさんでした。(でも休憩中に話したりすることは絶対に無いと思ってました笑。根本的に合わない人とは一切話さなくてもOKなところが期間工の良いところでもあります。)
借金持ち=ダメ人間じゃない。借金を返すために努力している人こそ尊敬すべき
世の中には「借金=だらしない」「自己管理ができない人」と見る風潮がありますが、それは誤解です。大切なのは、借金を返そうと努力しているかどうかです。
Bさんのように、寡黙に、そして真面目に仕事を続けることで、借金返済の道を切り拓いている人も多いのが期間工の現場です。借金の有無は期間工で働くことに対しての採用合否には関係はありません。借金返済がしやすい報酬体系の為、短期で期間工で働き、貯蓄、または借金を返済したいという強い気持ちがあるのであれば、期間工という働き方を検討してみるのが良いと思います。
管理人タカシも、貯金ゼロで期間工生活を始めましたが、1年半の勤務で200万円以上の貯金ができました。借金返済も、貯金も、努力次第で十分に可能です。
まとめ:期間工は借金返済に最適な環境
- 期間工には、借金を抱えている人が少なくない
- 借金返済を目的に、真面目に働いている人が多い
- 寮費無料・高収入で、生活費がかからず貯金もしやすい
- 実際に働いた筆者の経験からも、努力次第で人生は立て直せる
「借金があるから…」と自分を責める必要はありません。まずは環境を変え、お金が貯まる仕組みの中で働くことが、再スタートの第一歩です。
期間工という選択は、決して逃げではなく、前向きな一歩なのです。